モンスターハンター(以下、モンハン)のオンラインプレイを外出先で楽しみたいときに必要なインターネット環境。
そんなときに、候補としてWiMAXのようなモバイルWi-Fiの利用を検討されている方も多いではないでしょうか?
実際に外出先でもモンハンってやり込みたいですよね。
ここでは、そんなモンハンをオンラインプレイするときに
必要な通信環境はどのようなものなのか?
WiMAXでその通信環境を用意できるか?
などを解説しています。
WiMAXでモンハンを遊べるか不安に思っている方は、まずこの記事でその可否を確認してみてください。
モンハンのオンラインプレイで必要な通信速度はそんなに速くない
モンハンに限らずオンラインゲームで遊ぶときに一番気になるのは通信速度ではないでしょうか。
利用している通信回線やサービスによって、通信速度には大きな差が生じるので、快適にオンラインゲームをプレイするのにどのくらいの速度が必要なのかは心配になるはずです。
モンハンと一口で言ってもシリーズ全体でいろいろなタイトルがあります。
その中でも人気があるPS4で遊べる「モンスターハンター:ワールド」に関して、販売しているカプコンのサポートセンターへどのくらいの通信速度が必要か聞いてみました。
その結果、「通信速度については上り200Kbpsあればよい」という答えが帰ってきました。
なお下り通信速度は関係がないので下りはあまり気にしなくても問題ないそうです。
その他のタイトルについてもSNSなどでユーザーの口コミを探してみると、「数Mbpsの通信速度で問題なく遊べた」という意見も数多くありました。
なので、例えばフレッツ光などの光回線を使えば数百Mbpsの通信速度が出ることも多いですが、
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モンハンに関しては、それほど速い通信速度は必要ない考えてもいいでしょう。
もちろん、上記のように早ければ早いだけいいですけどね。
通信速度よりも気にするべきはPING値
通信速度はそんなに速くなくてもよいと言っても、通信環境が悪くてもいいということではありません。
「モンスターハンター:ワールド」について聞いたカプコンのサポートセンターの方も
「通信速度よりも、データがサーバーに届くまでの時間がどのくらいかかるかが重要になってきます」
とおっしゃられていました。
「データがサーバーに届くまでの時間」のことを専門用語で「PING値(応答速度)」と呼びます。
PING値の基本
PING値について、もう少し突っ込んで説明しますと、お手元のパソコンやゲーム機などの端末でオンラインゲームをプレイするときに、インターネットを経由してゲームサーバーまでデータが届き、それに対してゲームサーバーからお手元の端末までデータが戻ってくるまでの時間を指します。
PING値は、1,000分の1秒単位(ms)で表示されるのが一般的です。
オンラインゲームをプレイする場合のPING値は、短ければ短いほどよいと言われています。
この数値があまりに悪いと、ゲームのプレイ中に動作が突然停止したり、遅くなったりしてまともに遊ぶことができません。
いわゆる「ラグ」と呼ばれる遅延が多くなって、他のプレイヤーから嫌がられることがあるのをオンラインゲームでよく遊ぶ人なら良く知っていることでしょう。
この原因は通信速度よりPING値が悪いことです。
そして気になるのは「ではどのくらいのPING値ならよいのか」ということですが、オンラインゲームなら少なくとも50ms以下は最低ラインと考えましょう。
100msなどこれより長くなってしまうと、まず快適に遊ぶことはできませんので。
PING値はどうやって調べればよい?調べるおすすめのサイト
インターネットには通信速度を測定するサイトはいろいろとありますが、PING値まで計測できるサイトは意外と少ないです。
そこで、この記事で紹介する速度測定サイトが以下です。
Speedtest by Ookla - The Global Broadband Speed Test
多くのサイトでも紹介している速度測定サイトで、結果の信頼性が高いです。
表示は英語ですが、「GO」という真ん中のボタンを押すだけで簡単に測定できるので、迷うことはありません。
「DOWNLOAD(下り通信速度)」「UPLOAD(上り通信速度)」と一緒に、PING値もきちんとms単位で表示されます。
なおSpeedtestは、Android用・iOS用のアプリもあります。
アプリ版でも、インターネットサイトと同じように「GO」をタップするだけで測定が可能。
その上、計測した過去の結果は、履歴から確認できて便利です。
今利用しているインターネットの環境で、
- モンスターハンターが快適にプレイできるか知りたい
- モンスターハンターをプレイしていてラグが多い
などは、まずこちらのサイトやアプリで通信速度やPING値を図ってみることをおすすめします。
測定の結果、PING値が50msを大きく超えてしまうようであれば、残念ながら通信品質の悪さが原因でモンハンを快適にオンラインプレイできない可能性が高いです。
他の通信回線を探すなどした方がよいでしょう。
結論:WiMAXでモンハンはプレイできる!
通信速度(数Mbps)、PING値(50ms)と、モンハンをオンラインでプレイするのに必要な通信環境の条件はわかりましたでしょうか?
それではWiMAXでモンハンをプレイできるのか。
結論から先に書きますと、環境が悪くなければ可能です。
WiMAXでは、数Mbpsの通信速度は通常なら確保できます。
電波状況が良い場所なら50Mbps・60Mbpsでることもありますし、100Mbps以上でることもあります。
ちなみにわたしもWiMAXの利用者ですが、40Mbps・50Mbpsの通信速度を記録することは普通です。
次に通信速度よりも重要なPING値ですが、こちらも電波を問題なく受信できる状態であれば、50msを下回ります。
わたしがWiMAXを利用している範囲では、10ms以下になることはないものの、20~40ms程度で安定しています。
他のユーザーの口コミをみても、このぐらいで使えているという意見が多いです。
これらをまとめて考えても、WiMAXでモンハンをプレイすることができるといってよいでしょう。
ただ、WiMAXには1ヵ月で使えるデータ通信量が決まっている通常プラン(毎月7GBまで)とその上限がないギガ放題プランがあります。
モンハンは、プレイする際の画質を上げるなど遊び方によっては大量のデータ通信量を必要とすることもありますから、ギガ放題プランを選ぶことをおすすめします。
WiMAXの選び方に関してはこちらの記事で詳しくプロバイダを比較して紹介しております。
WiMAXでモンハンをプレイできない環境について
「環境が悪くなければ」WiMAXでモンハンをプレイできる、とは書きました。
それでは、どんな環境で通信の品質が悪くなりモンハンをプレイできなくなるのでしょか。
一概に「ここは絶対に大丈夫でここは絶対にダメ」と断言することはできません。
しかし「こういう場所は電波を受信しにくいかもしれない」という傾向をあげることはできます。
その前に、WiMAXの電波の特性について説明しておきましょう。
WiMAXの電波の特性
WiMAXは2.4GHzという高い周波数の電波を利用しています。
一方、ドコモ・ソフトバンク・auのモバイル通信で使われているLTE回線では、プラチナバンドといって800MHz(0.8GHz)という低い周波数の電波を利用しています。
無線の電波は、周波数が高いほど前に進む力が強くなるものの、障害物があったときにそれを避けるために回り込んで先にすすむ力が弱くなります。
短い距離を思いっきり走るときより、長距離をゆっくり走るときの方がカーブは曲がりやすいですよね。イメージとしてはそれに近いです。
つまりLTEの回線を使っているときと比較すると、WiMAXは障害物に弱いのです。
具体的には以下のような場所は環境が悪いところです。
- 厚い壁に囲まれた建物
- 窓から離れた建物の奥の方
- 地下(地下鉄・地下にあるお店など)
LTEを使っている方(ほとんどだと思いますが)は、上にあげたような場所で電波をうまくキャッチできずにインターネットが使えなかったり通話ができなかったりした経験があると思いますが、WiMAXでは残念ながらその頻度が多くなるということです。
それから上記の場所とは傾向が違いますが、WiMAXはビルの高層階でも圏外になってしまうことがあるようです。
これはWiMAXの元祖でもあるUQコミュニケーションズの公式サイトにも書いてある情報です。
残念ですがこういった場所では、WiMAXの電波がうまくキャッチできずにインターネットが繋がらなかったり、仮につながっても通信品質が悪くモンハンをプレイできなくなったりする可能性があります。
現代では高層階のマンションが多くありますが、特に景色のよい高い階の方に住んでいる方は注意しましょう。
WiMAXの契約でもつながりやすいLTEが使える
実はWiMAXの契約では、LTEの回線でインターネット接続することもできます。
WiMAXの回線を運営しているのがKDDI系の企業「UQコミュニケーションズ」であり、同じKDDI系のauのLTE回線がWiMAXの契約で使えるようになっているのです。
ただしWiMAXの契約でLTEによる通信を行うときには、以下3つの注意点があります。
- Wi-Fiルーターによっては使えない
- 利用するとその月だけ1,000円の追加料金がかかる
- LTE回線が使える通信モード「ハイスピードプラスエリアモード」による通信は月間7GBまで
最新のルーターなどであればほとんどがLTEに対応していますが、一部のルーターでは対応していない製品があります。
その場合は、対応のルーターに変更して利用するようにしましょう。
また、LTEを利用することで別途料金がかかってしまいます。
ただ、3年契約にすると無料なるプロバイダなどもあるので、WiMAXでLTEの利用を考えているなら無料になるプロバイダを選ぶことをおすすめします。
最後は、LTE回線が使える通信モード「ハイスピードプラスエリアモード」というモードになりますが、これは7GBを超えると速度制限がかかり最大128Kbpsというモンハンが遊べない通信速度になります。
なので、普段はできるだけWiMAXの通信で遊ぶようにしてどうしてもできない場合はのみLTE回線を使うようにしましょう。
不安ならTry WiMAXの無料体験で事前に試すのもあり
WiMAXではモバイル通信のサービスには珍しく、『Try WiMAX』というサービスがあり、
以下のサイトから15日間の無料体験を申し込むことができます。
上記URLで申し込むと、数日でWiMAXの機器が届きWiMAXを試すことができます。
15日間とは、WiMAXの機器が配送されてから返すまでの期間なのでまるまる14日間試せるわけではありませんのご注意を
機器が届いたらパソコンやスマホなどでインターネットに接続し、上記Speedtestのサイトやアプリなどで通信速度やPING値を計測してみましょう。
自宅の他に、よく行くお店や電車の中など、モンハンをプレイする可能性がある場所でWiMAXにてインターネット接続し速度測定してみるのもおすすめです。
そこで通信環境に問題がないことが分かれば、安心してWiMAXを申し込んでモンハンをプレイすることができます。
なおTry WiMAXの申込は上述の通り無料ですが、以下の申込条件があります。
- 申込者が20歳以上であること
- 申込者本人名義のクレジットカートがあること
- 過去180日以内にTry WiMAXを申し込んだことがないか、未返却の機器がないこと
クレジットカードは登録しても課金されるわけではありません。
ただ機器を返却しないときに20,000円(クレードル付きなら22,750円)の違約金がそのクレジットカードから引き落とされることになるための保証みたいなものです。
まとめ
モンハンをプレイするときに必要な通信速度は数Mbpsですむ一方、サーバーとの通信での応答速度を表すPING値が50ms以下である必要があります。
WiMAXは電波の状況が悪くなければ、この条件をクリアすることが可能で快適にモンハンがプレイできます。
ただ、厚い壁に囲まれた建物や地下などでは、高周波の電波を使うWiMAXは通信品質が悪くなる可能性があり、そうなるとWiMAXでモンハンのオンラインプレイが楽しめません。
その場合は場所を移動するか、そもそも住んでいるところがあまり電波が悪いなら光回線を考えるも1つです。
ご自身の環境でWiMAXの通信品質が十分に確保できるか否かは、TryWiMAXによる無料体験で契約前に確認することも可能なので、気になる方は試してみてください。