WiMAXの申し込み窓口にはキャッシュバックや割引といった特典を受けられるところだけでなく、家電製品を格安価格で販売してくれるところもあります。
PCボンバーもその1つで、窓口でWiMAXを契約すればセット購入する家電製品の値段を大幅に安くしてくれます。
しかし、有料オプションの加入が必須になるので、他のプロバイダよりお得というわけではありません。
ここでは、PCボンバーでWiMAXを契約するメリットとデメリットについて解説します。
WiMAXを申し込む窓口選びで悩んでいる人は、参考にしてくださいね。
PCボンバーとは
PCボンバーとは、オンラインであらゆる家電製品を販売している通販サイトです。
名前の通りパソコンやタブレットなどがメインの商品にしていますが、電子レンジや冷蔵庫といった生活家電も販売しています。
PCボンバーでWiMAXを契約するメリット
PCボンバーでWiMAXを契約すると、
- 特別価格で家電製品をセット購入できる
- WiMAXルーターを1円で購入できる
- auユーザーじゃなくてもLTEオプションが無料
この3つのメリットを受けることができます。
特別価格で家電製品をセット購入できる
PCボンバーでWiMAXを契約すれば、PCボンバーが販売している家電を特別価格で購入することができます。
家電製品が割引される値段は50,001円となっていて、どのような商品も割引対象になっています。
家電製品の購入や買い換えも考えている人であれば、PCボンバーは魅力的な申し込み窓口と言えるでしょう。
WiMAXルーターを1円で購入できる
WiMAXを本家プロバイダのUQ WiMAXで契約すると、Wi-Fiルーターの購入代金として3,000円ほどの費用が必要になります。
PCボンバーではWiMAXのルーターを1円で販売しているので、初期費用は事務手数料の3,0000円しか発生しません。
初期費用を節約したい人にとっても、PCボンバーはおすすめの申し込み窓口だと言えます。
auユーザーじゃなくてもLTEオプションが無料
WiMAXはLTEオプションを使うことがau 4G LTE回線でネットに接続することができますが、契約期間が2年のプロバイダではauユーザーでない限り1,005円の利用料金が必要になります。
auユーザーでない人がLTEオプションを無料で使うには、契約期間が3年のプロバイダを選ばなければいけません。
PCボンバーのWiMAXなら契約期間が3年なので、auユーザーじゃない人でもLTEオプションを無料で使うことができます。
PCボンバーでWiMAXを契約するデメリット
PCボンバーのWiMAXは、メリットよりもデメリットほうが多く存在しています。
そのデメリットとは、
- 月額料金が高くなる
- 家電製品のセット購入が必死
- 購入できる端末の選択肢が少ない
- ギガ放題プランしか選択できない
- 違約金が高い
この5つです。
月額料金が高くなる
PCボンバーのWiMAXは「まとめてプラン1670」というオプションに必ず加入しなければいけないので、月額料金がどのプロバイダよりも高くなってしまいます。
「まとめてプラン1670」の加入が必要になるのは、1つの理由があるからです。
家電製品のセット購入が必須
「まとめてプラン1670」に加入しなければいけない理由は、家電製品のセット購入が必須だからです。
セット購入する家電製品の代金は50,001円割引されますが、その代わりに「まとめてプラン1670」への加入が条件になっています。
購入できる端末の選択肢が少ない
PCボンバーは2018年2月の時点で、
- Speed Wi-Fi NEXT W04
- Speed Wi-Fi NEXT WX03
この2種類しか購入することができません。
Speed Wi-Fi NEXT W05といった最新機種は販売されていないので、
⇒WiMAX2+最速?Speed Wi-Fi NEXT W05のスペックを徹底解説!
端末の性能にこだわりたい人は他のプロバイダを選んだほうがいいでしょう。
ギガ放題プランしか選択できない
WiMAXを契約するときは、
- 使い放題のギガ放題プラン
- 毎月7GBまで利用できるライトプラン
この2種類があります。
しかし、PCボンバーではギガ放題プランしか選ぶことができません。
ライトプランでWiMAXを活用したい人は、他のプロバイダを選んだほうが無難です。
⇒【2018年版】WiMAXプロバイダおすすめランキング!本当にお得なのはこの5つ!
違約金が高い
PCボンバーで契約したWiMAXを解約する場合、利用を開始してから3年以内だと他のプロバイダよりも高い違約金を請求されてしまいます。
PCボンバーでは、WiMAXと「まとめてプラン1670」の違約金が請求されるからです。
「まとめてプラン1670」の違約金はとても高額なので、PCボンバーでWiMAXを契約するときは最低でも初回の更新月まで利用することを考えなければいけません。
⇒WiMAXとWiMAX2+の解約に関する4つの基礎知識。解約金・違約金は?
PCボンバーでWiMAXを契約したときの料金
PCボンバーのWiMAXは、あらゆる料金が他のプロバイダよりも高くなっています。
どれだけ料金が高いのか見てみましょう。
月額料金
PCボンバーではギガ放題プランしか選ぶことができないうえに、UQ WiMAXよりも月額料金が高くなっています。
UQ WiMAXを契約する場合、ギガ放題プランの月額料金は4,380円。
PCボンバーで契約する場合、月額料金は2ヶ月目までが5,243円、3~36ヶ月目は5,927円になります。
PCボンバーのWiMAX月額料金
利用期間 | 1~2ヶ月目 | 3~36ヶ月目 | 37ヶ月目以降 |
1~3年目 | 5,243円 | 5,927円 | 4,380円 |
契約してから3年間は「まとめてプラン1670」の月額1,547円が必要になるので、利用料金が高くなってしまうわけですね。
初期費用は3,001円
PCボンバーはWi-Fiルーターを1円で販売しているので、初期費用は事務手数料と合わせて3,001円になります。
Wi-Fiルーターが1円で販売されている点は魅力的ですが、他のプロバイダには0円で販売している事業者が多いので、大きな評価ポイントとは言えません。
違約金は1年以内はすごく高い
PCボンバーのWiMAXを解約するときは、WiMAXだけでなく「まとめてプラン1670」の契約解除料金も発生します。
そのため、他のプロバイダと比べて違約金の金額はどうしても高くなってしまいます。
PCボンバー WiMAX 契約解除料金
利用期間 | 違約金 |
1年目 | 19,000円 |
2年目 | 14,000円 |
3年目以降 | 9,500円 |
まとめてプランの契約解除料金
購入月 | 2ヶ月目 | 3ヶ月目~ | 4ヶ月目 | 5ヶ月目 |
46,297円 | 35,581円 | 34,034円 | 32,487円 | 30,940円 |
6ヶ月目 | 7ヶ月目 | 8ヶ月目 | 9ヶ月目 | 10ヶ月目 |
29,393円 | 27,846円 | 26,299円 | 24,752円 | 23,205円 |
11ヶ月目 | 12ヶ月目 | 13ヶ月目 | 14ヶ月目 | 15ヶ月目 |
21,658円 | 20,111円 | 18,564円 | 17,017円 | 15,470円 |
16ヶ月目 | 17ヶ月目 | 18ヶ月目 | 19ヶ月目 | 20ヶ月目 |
13,923円 | 12,376円 | 10,829円 | 9,282円 | 7,735円 |
21ヶ月目 | 22ヶ月目 | 23ヶ月目 | 24ヶ月目 | 25ヶ月目以降 |
6,188円 | 4,641円 | 3,094円 | 1,547円 | 0円 |
例えば、契約してから1年以内に解約すると、利用期間によってから合計39,111円から65,297円の違約金が請求されてしまいます。
契約してから2年が経過すれば「まとめてプラン1670」の違約金は発生しなくなるので、WiMAXを2年以上使う人なら問題ありません。
しかし、2年以内に解約する可能性がある人は、PCボンバーは避けたほうがいいでしょう。
PCボンバーと他のプロバイダを比較
PCボンバーのサイトを見ると、WiMAXをお得に提供しているように思えます。
しかし、有料オプションの加入が必要で違約金が高いデメリットがあるので、決してお得とは言えません。
他のプロバイダのほうが低リスクでWiMAXを契約することができます。
PCボンバーと他のプロバイダを比較してみましょう。
PCボンバー・他社プロバイダ 比較表
プロバイダ | PCボンバー | Broad WiMAX | GMOとくとくBB | |
月額料金 | ギガ放題プラン |
1~36ヶ月目: 37ヶ月目以降:4,380円 |
1~2ヶ月目:2,726円 3~24ヶ月目:3,411円 25ヶ月目以降:4,011円 |
1~2ヶ月目:3,609円 3ヶ月目以降:4,263円
|
ライトプラン | 無し |
2年間:2,726円 3年目以降:3,326円 |
3,609円 | |
契約特典 | 家電製品の代金割引 | 月額料金割引 | 最大34,000円キャッシュバック | |
違約金 |
1年目:19,000円+まとめてプラン1670 2年目:14,000円+まとめてプラン1670 3年目: 9,500円 |
1年目:19,000円 2年目:14,000円 3年目以降:9,500円 |
2年目まで:24,800円 3年目以降:9,500円 |
特典を重視するならGMOとくとくBBがベスト
WiMAXをお得に契約するなら、GMOとくとくBBがベストな選択肢です。
⇒GMOとくとくBB WiMAX2+メリット・デメリット。口コミから徹底検証。
GMOとくとくBBでWiMAXを契約すれば、最大で34,000円のキャッシュバックをもらうことができます。
有料オプションに加入する必要もないので、月額料金が高くなる心配もありません。
Broad WiMAXで割引を受ける方法もあり
Broad WiMAXも有力な選択肢となるプロバイダです。
⇒BroadWiMAXのメリット・デメリット。本当に格安か検証。
Broad WiMAXは月額料金の大幅割引が売りとなっていて、通信費を大幅に安くすることができます。
安い利用料金でWiMAXを使いたい人なら、Broad WiMAXを選ぶといいでしょう。
まとめ
PCボンバーでWiMAXを契約すれば、セットで購入する家電製品を50,001円割り引いてくれます。
家電製品の買い換えなどを考えている人なら、PCボンバーは魅力的な申し込み窓口のように見えてきます。
しかし、有料オプションの加入が必須なので、それほどお得ではありません。
家電製品の購入を考えている人でも、他社のプロバイダを選んだほうがいいでしょう。
例えば、有料オプションに加入する必要がないGMOとくとくBBで契約して、キャッシュバックを家電製品の購入費用に充てたほうが無難です。
PCボンバーに限らず有料オプションに加入させられる窓口は多いので、WiMAXを契約するときはデメリットとなる条件がないプロバイダを選びましょう。